三寒四温を肌で感じ桜の開花を待つ今日この頃。
間もなく新生活が始まりますね。
日本では新卒の人数が増え、40万人を超えるとのこと。
今回は日本の新卒40万人に伝えたい、研修では絶対に教えてくれないことトップ5を紹介します。
- 報連相を徹底しましょう。
- 分からないことは分かるまで聞きましょう。
こんな社会人の教科書1ページ目に書かれていることは書きません。
どのサイトにも、研修担当やあなたの上司も立場上絶対言えないことを、社会人経験10年で新卒を何百人も見てきた私が変わって言います。
期待に胸を膨らませている新入社員には耳が痛い話が多いかもしれませんが、すべて紛れもない事実です。
その事実を受け入れる覚悟のある人だけ読んでください。
- 新卒社会人
- 新卒から同じ事で怒られる人
- 新卒の真実を知りたい
5位 新卒コストは安い

『新卒といえば将来のリーダー候補』なんて噂がありますが、これは紛れもない嘘です。
去年も一昨年も新卒は入ってますし、来年も新卒は入ります。
どれだけリーダー不足の会社なんでしょうね(笑)
新卒のほぼ全員は実績なし、スキルなしの完全未経験です。
学生時代にITパスポートや簿記3級を取得した新卒がたまにいますが、とてもじゃないですが実務で活躍できるレベルの知識量ではありません。
院卒で専門的な研究をしていたり、高レベルな資格取得で、ようやくスキルありと判断されます。
では何をもって現場に立たされているのか。
SPIの座学と、やる気や向上心といった不確かなものだけです。
当然そんな人材の単価(仕事をする上で顧客から頂く社員ごとの契約金)は社内構造の最下層と言って差し支えないでしょう。
それでいて新卒はやる気があるので会社のために身を粉にして働く新人が多いです。
会社からしたら安く雇えて、たくさん働ける都合のいい存在。
それが新卒です。
フレッシュな活躍に期待!!
これは嘘です。
ヨイショして会社への帰属意識を高めて、献身的な従業員を育てるための悪魔のささやきです。
悔しいかもしれませんが現実はそんなもんです。
4位 言うほど周りは新人扱いしない

新卒1年目の間は『新卒の〇〇さん』のように新卒という肩書が付きまといます。
しかしそう呼ばれてるのは新卒本人の前だけです。
客先からは『新卒の〇〇さん』ではなく『●●社の〇〇さん』と、会社の人間としか見ていません。
一番新卒扱いするのは、新卒の上司でしょうが、それもそうではありません。
新卒だから、と何かとサポートするでしょう。
しかしその手厚いサポート期間も1年だけです。
当然次の新卒が入ってくるからです。
もちろん2年目以降もサポートすることは上司としての必須の役割ではありますが、サポートされ続ける人材ということは、あまり活躍できていない新人としか映らないでしょう。
それくらい、そろそろ出来てよ
それがサポートを続けた上司の本音です。
新卒だから~
新卒なのに~
この違いを生むのは本人次第です。
3位 媚びを売る相手を見極める

仕事の対価は人それぞれの価値観で異なりますが、多くの人はこの2つのどちらかでしょう。
- 給与
- 理想のキャリアビジョン
では社会人生活でこの2つを決定する人物は誰でしょうか?
自分自身ではありません。
上司です。
上司が部下の給与を決定し、上司が次のキャリアステップにアテンドします。
もちろん本人の努力や業績は必要不可欠には変わりありませんが、それは対価を得るための過程に過ぎません。
努力や業績の後に、給与やキャリアステップが後付けの結果として対価を得ます。
上司ガチャと世間で言われる所以です。
ではあなたの給与とキャリアステップを決定する上司とは誰ですか?
チームリーダーですか?
グループリーダーですか?
マネージャーですか?
係長?課長?部長?本部長?社長?
どんなにバチバチに給与形態や評価基準を設定しても、評価するのは人間です。
感情やバイアスが発生します。
あなたの社会人生活を左右する存在を明確にし、その人物に徹底的に媚びを売りましょう。
人生を掛けた媚売りです。
周りにどう思われようと気にしてる場合ではありません。
2位 転職前提で仕事しろ

ITの発展でサービスが多様化した昨今。
サービスが多様化したということは企業も求める人材・スキルが時代によって変わるということです。
将来、生活に大きく根付くサービスが生まれ、今あるサービスが廃れた時、
今の会社はあなたを必要としていますか?
新卒担当や上司が絶対言わないことを代わりに言います。
転職前提で仕事してください。
先にも述べた通り、生活を根底から覆す大きなサービスがいつ生まれるか分かりません。
それが生まれた時、今の会社であなたのポジションやキャリアは確約されていますか?
いつでも世界のビッグウェーブに乗れるようスキルを磨いて、転職できる準備をしてください。
自分を守れるのは会社ではなく、持ってるスキルです。
1位 社会人は楽しい

ネガティブでショッキングな内容が続きましたが、最後に一番伝えたかったことを伝えます。
社会人が人生の中で一番楽しいです。
これは間違いなく断言できます。
- 給与は自分で好きに使っていい
- 社内の人間関係が広がる
- 自分次第で人間関係をもっと広げられる
- 自己責任で仕事に没頭してもしなくてもいい
- 自分のペースで勉強できる
- 公務員でなければ副業もできる
- 一人暮らしを始められる
- 望めば結婚や育児のビッグイベントもある
これだけ自分次第で自由に行動でき、自分の人生を歩めるのが社会人です。
社会人は飲み会で貯金もできず
仕事で遊ぶ時間もない
人生の青春は大学生まで
そんな嘘を吹聴してるのは誰ですか?
そう言う人は大抵、社会人生活が上手くいってない人と相場が決まってます。
人生の幸福度は常に右肩上がりです。
充実感の最大瞬間風速は常に今です。
名探偵コナンの小学生に戻れる薬が開発されても絶対に飲んではいけません。
まとめ
- 5位 新卒コストは安い
- 4位 言うほど周りは新人扱いしない
- 3位 媚びを売る相手を見極める
- 2位 転職前提で仕事しろ
- 1位 社会人は楽しい
いかがだったでしょうか。
私自身、仕事を始めて7.8年くらいでこの事に気付きました。
『社会に慣れる』とは『業務に慣れる』ことではありません。
『如何に多くの事実を知るか』ということです。
その事実の数が、社会人としてのレベルかもしれません。
そういう意味ではこのトップ5も社会の事実のほんの一部です。
私自身まだ知らない、まだ気付いていない事実が沢山あります。
とりあえずこの記事を最後まで読んでいただいたあなたは、社会人としてのレベルが+5上がりました
共にレベルアップに励み、社会という広大なRPGを楽しみましょう。