【書籍紹介】「すぐやる人」と「やれない人」の習慣

あなたの周りの仕事ができる人とは、どんな人ですか？

決断力がある、理解力がある、話し上手、聞き上手、リーダーシップ、ロジカルシンキング、etc…

仕事ができる要因は数あれど、仕事ができる人に共通するのに『行動が早い』事が挙げられます。

『できる人』はなぜ『すぐやる人』なのでしょうか？
性格や気合の問題でしょうか？

決してそんなことはありません。
考え方や環境次第で『すぐやれる人』になるのです。

今回は行動パターンを根本から叩き直す、「すぐやる人」と「やれない人」の習慣を解説します。

今週までに終わらせなければならない課題がある人は正直に手を上げてください。
怒らないのでこの記事の続きを読んでください。

『すぐやる人』の環境作り

人が行動を起こすきっかけは意志×環境×感情の要素が重なった時です。

好きだった恋人から別れを告げられ、その理由が「太っているから」だとしましょう。
『絶対痩せてやる！』という固い意志と『見返してやる！』という強い感情で、ダイエットを成功させることはあるでしょう。

しかしプライベートでもビジネスでも、そんな都合の良いきっかけは何度も起きません。
行動を起こす一番手っ取り早い要素は環境作りです。

『すぐやる人』は環境作りが上手いです。
ではその環境作りとは何でしょうか？

本書の中で特に重要な3つをご紹介します。

やるしかない仕組みを構築する

人間とは言い訳をして楽な方を選ぶプロです。
何かにつけて出来なかい言い訳を探します。
それは『すぐやる人』も同じです。

しかし『すぐやる人』は物事を継続させ、『やれない人』は言い訳を作って挫折します。
その違いは何でしょうか？

逃げられない仕組みを作ることです。

筋トレであれば、即スマホから一番近いジムに会員登録し金を払って損しないようにします。
パーソナルトレーナーを付ければサボった時、他人に迷惑がかかるので尚良いでしょう。

『すぐやる人』とは意志の弱さを知っていて、後回しにしたツケが自分を苦しめることをよく理解しています。

明日のモチベーションを信じない

そう意気込んだ当日、勉強方法やオススメ参考書をネットで調査。
数日後たまたま本屋に立ち寄って雑誌を立ち読みした後、たまたまお金に余裕があったから参考書を購入。
それから本棚にしまいっぱなし。

人のモチベーションは魚の鮮度より落ちるのが早いです。
魚でも2.3日身が持つのに、人のモチベーションの炎は1日寝ただけで完全に沈下します。

しかし『すぐやる人』はすぐに参考書に取り掛かり、『やれない人』はやる気が出るいつかを待ちます。
その違いはなぜでしょう？

明日のモチベーションを信じていないからです。

勉強が必要だ！と思ったら、その帰路で参考書を購入します。
そして帰ってきたらまず1ページ問題を解きます。
参考書の良し悪しは5周終ってから考え直します。

『すぐやる人』は明日の自分に裏切られる前に、今の自分で行動します。
その行動量の多さこそが積み上げるという事です。

身の回りを整理する

学生の頃、テスト勉強のために机に向かおうにも部屋が散らかって勉強に手が付けられず、他の作業（部屋の掃除）を優先したことはありませんか？
そしてそれは大人になった今でも続いていませんか？

部屋が散らかっていると、やるべき事が後回しになります。
やったとしても周りの情報が多くて集中が続きません。

洗練されたショールームのような部屋と、散らかった部屋。
どちらの方が集中して作業に取り組めると思いますか？

部屋やデスクを常に整理しておく。

作業の始めやすさ、作業を続ける集中力、それを毎日する継続力。
キレイな部屋と散らかった部屋では、どちらが効率が良いか火を見るより明らかです。

必要な情報をすぐに取り出せる『すぐやる人』はPCやスマホも整理されています。

まとめ

いかがだったでしょうか？

『できる人』がすぐやれるには理由がありました。
どれも特別な知識や専門的な考え方ではありません。

この3つを守るだけであなたの行動力は爆発的に向上します。
その成果はビジネスでもプライベートでも発揮されます。

人が行動を起こすきっかけは意志×環境×感情です。
環境を整えたら、残りは意志と感情です。
つまり最後はあなた次第です。