皆さんは『デキ婚』に対してどんなイメージを持っていますか?
- 計画性がない?
- 将来離婚しそう?
- 世帯年収が低そう?
令和になって『授かり婚』という言葉が生まれてから、デキ婚の印象は徐々に和らいでるでしょう。
しかし社会的にネガティブなイメージはまだ根深いでしょう。
ではこれらのイメージと実際のデータは、どれだけ近似してるでしょうか?
今回はデキ婚実態調査として、デキ婚率・離婚率・世帯年収を調査しました。
この記事はデキ婚夫婦のデータを晒上げようというテーマではありません。
ネガティブな印象をデータで払拭しようという一心で作成しました。
かくいう私もデキ婚夫婦の1人なので。
- デキ婚夫婦である
- 周りにデキ婚夫婦がいる
- デキ婚の風評被害を受けた
デキ婚率
まずは世代別のデキ婚率を調査しました。
各年代のデキ婚率は以下の通りです。
15~19歳:約80%
20~24歳:約60%
25~29歳:約20%
30歳~:約10%
24歳以下は過半数がデキ婚で、それ以上は約5人に1人がデキ婚です。
若い人ほどデキ婚率は高いという、予想通りの結果でしょう。
極端な数字に目が行きがちですが、24歳以下の結婚は13.1%です。
つまり若い人の結婚はデキ婚が多いけど、全体で見たら少ないということが正しい認識です。
ちなみに平均結婚年齢は男性31歳、女性29歳です。
あいつ、30で結婚してデキ婚かよ~
は極端でネガティブな印象に踊らされています。
30のデキ婚は5組に1組だしね
これがデータに基づいた正しい認識です。
離婚率
次に離婚率を見てみましょう。
子供がいる家庭の離婚率は以下の通りです。
男性
15~19歳:約45%
20~24歳:約50%
25~29歳:約25%
30~34歳:約15%
35歳~:約10%
女性
15~19歳:約75%
20~24歳:約50%
25~29歳:約25%
30~34歳:約15%
35歳~:約10%
25歳未満の離婚は過半数を超え、19歳以下女性の離婚率はえげつないですね。
では離婚理由を調べてみましょう。
離婚理由の第1位は納得の『性格が合わない』が男女共通でした。
ここで考えて欲しいのは『デキ婚したから』ではありません。
性格が合わない、だから離婚した
は理解できます。
性格が合わない要因にデキ婚は考えられますが、因果関係は成立しません。
そもそも『デキ婚したから離婚する』は支離滅裂ですよね。
妊娠が発覚して男が逃げる場合、デキ婚以前に婚約関係に無いので、そもそも離婚はできません。
デキ婚と離婚は関係ありません。
世帯年収
最後に世帯年収を調べてみましょう。
よそのご家庭はどれくらい稼いでるでしょうか?
児童のいる世帯年収:785万円
高齢者以外の世帯年収:665万円
高齢者世帯年収:318.3万円
全世帯年収:575.7万円
子供がいる家庭の世帯年収は785万円でした。
共働きが当たり前になりつつある時代なので、ここ数年で徐々に右肩上がりの傾向ですね。
(それでも過去30年でほとんど横ばいなのは別の問題ですね、、、)
では年齢別ではどうでしょう?
予想通り40.50代が平均を上げていましたね。
先にも述べましたが、平均結婚年齢は男性31歳、女性29歳です。
29歳以下の世帯年収は377万円と年代最低ですが、今後一気に世帯年収が上がる見込みはデータを見て明らかです。
子どもが生まれて結婚して、何かとお金がかかりますが、長い目で見れば今が踏ん張り所と言えるでしょう。
まとめ
15~19歳:約80%
20~24歳:約60%
25~29歳:約20%
30歳~:約10%
平均結婚年齢 男性31歳、女性29歳
男性
15~19歳:約45%
20~24歳:約50%
25~29歳:約25%
30~34歳:約15%
35歳~:約10%
女性
15~19歳:約75%
20~24歳:約50%
25~29歳:約25%
30~34歳:約15%
35歳~:約10%
児童のいる世帯年収:785万円
高齢者以外の世帯年収:665万円
高齢者世帯年収:318.3万円
全世帯年収:575.7万円
いかがだったでしょうか。
若い世代の結婚でデキ婚率と離婚率も高く世帯年収が低いのは事実です。
しかし24歳以下の結婚は13.1%で、その少数を誇張して印象操作していることが分かります。
平均結婚年齢を基準にすれば、その年代のデキ婚率と離婚率は少数で、世帯年収も600万円を超えます。
デキ婚=ネガティブな印象がありますが、データを分析すれば周りが心配するほど苦労はしていなさそうですね。
この記事がデキ婚による風評被害を1人でも抑えられれば幸いです。